初めてのGibson Les Paulはどれを買う?後悔しにくいレスポールの選び方【2026年版】

お疲れ様です。タキタロウです。

「GibsonのLes Paulが欲しい。でも種類が多すぎて、どれを買えばいいのか分からない」

そんな人に向けて、今回は初めてのGibson Les Paulの選び方を紹介します。

Les Paulといえば、エレキギターを象徴する一本と言っても過言ではありません。

ただ、いざGibsonのLes Paulを買おうとすると、

Standard。

Studio。

Custom。

中古ならClassic。

Traditional。

さらに50s、60s。

Custom Shopまで入れればHistoric Reissue……。

選択肢が多すぎる(笑)。

しかもGibsonは決して安い買い物ではありません。

せっかく高いお金を出して買ったのに、

「やっぱり違うモデルにすればよかった……」

となるのは避けたいところ。

そこで今回は、長年Les Paulを使ってきた僕なりに、

「最初のGibson Les Paulなら、どれを選べば後悔しにくいのか?」

を考えてみます。

※尚custom shopいける方はこの記事を見る必要はないです。(笑)

※この記事は2023年に公開した動画をもとに、2026年現在のラインナップに合わせて内容を一部更新しています。


結論:迷ったらLes Paul Standard

いきなり結論です。

僕なら、

Les Paul Standardをおすすめします。

新品なら、

Les Paul Standard 50s

または、

Les Paul Standard 60s。

この2本から、実際に弾いて好みの方を選ぶ。

これが一番シンプルです。

中古まで視野に入れるなら、

  • Les Paul Standard
  • Les Paul Classic
  • Les Paul Traditional

あたりまで候補を広げる。

特に状態の良い中古Standardは、今でもかなり有力だと思います。

もちろん、

最終的には予算の範囲で自分が一番気に入ったLes Paulを買えばいい。

これが本質です。

ただ、それだけでは記事が終わってしまうので(笑)、ここから具体的に説明していきます。


なぜ最初の一本にLes Paul Standardをすすめるのか

一番の理由は、

「Les Paulが欲しい」と思ったときに、多くの人がイメージする仕様だから。

です。

マホガニーボディ。

メイプルトップ。

マホガニーネック。

ローズウッド指板。

2ハムバッカー。

2ボリューム+2トーン。

Tune-O-Matic+Stop Bar。

セットネック。

そして、あのルックス。

いわゆる王道のLes Paulです。

もちろんStudioなどにも魅力はあります。

でも、

「人生で初めてGibson Les Paulを買う」

という状況なら、

まずStandardを基準に考える

のが分かりやすいと思います。


2026年のLes Paul Standardには50sと60sがある

現在のLes Paul Standardには、大きく、

Les Paul Standard 50s

と、

Les Paul Standard 60s

があります。

名前の通り、1950年代と1960年代のLes Paulをそれぞれ意識したモデルです。

ざっくり比較すると、

Standard 50sStandard 60s
ネック50s VintageSlimTaper
ネックの印象太め薄め・平たい
PUBurstbucker 1 / 260s Burstbucker
フレットMedium JumboMedium Jumbo
指板R12インチ12インチ
重量軽減なしなし
キャラクター50年代志向60年代志向

基本構造は似ています。

なので、

大きな判断材料になるのがネックです。


Standard 50sは太めのネック

Standard 50sには、

50s Vintageネック

が採用されています。

かなりしっかり握れるタイプ。

薄いネックに慣れている人が初めて握ると、

「太っ!」

となるかもしれません。

ただし、

太い=弾きにくい

ではありません。

ここはかなり重要です。


Standard 60sはSlimTaper

対するStandard 60sは、

SlimTaper。

50sより薄めです。

ただ僕の感覚では、

「細い」

というより、

平たい

と表現した方が近い。

Ibanezのような極端に薄いネックとはまた違います。

なので、

「手が小さいから60s」

「手が大きいから50s」

と単純に決めない方がいいと思います。


手が小さくても50sネックが合うことはある

僕自身、男性としてはそれほど手が大きくありません。

でも愛用しているLes Paulは、

太い50s系ネック。

むしろこちらの方がしっくり来ます。

ギターの弾きやすさは、

手の大きさだけでは決まりません。

ネックの厚み。

幅。

シェイプ。

指板R。

フレット。

そして普段どういうフォームで弾くか。

全部が関係します。

だからStandard 50sと60sで迷ったら、

できれば楽器店で両方弾いてください。

スペック表だけで決めない方がいいです。


中古で狙うLes Paul Standardもかなり面白い

新品にこだわらないなら、中古もおすすめです。

Les Paul Standardは長年販売されているので、非常に多くの中古個体があります。

製造年代によって、

ネック。

ピックアップ。

重量軽減。

配線。

パーツ。

カラー。

細かな仕様が違います。

つまり中古Standardを探し始めると、

ものすごい沼が待っています(笑)。

でも、それもLes Paulの面白さです。


90年代~2000年代のStandardという選択肢

元動画を公開した2023年時点で、僕が狙い目として挙げていたのが、

1990年代中盤あたりのLes Paul Standard。

さらにマニアックに言えば、日本では山野楽器が輸入代理店を担当していた時代の個体です。

いわゆる、

「山野楽器時代のGibson」

ですね。

中古市場でもよく使われる言葉です。

僕が当時このあたりをおすすめした理由は、

ある程度年数が経過してヴィンテージ感が出始めている一方、1950~60年代の本物のヴィンテージほど古くない。

状態の良い個体もまだ探しやすい。

そして何より、

普通にGibson Les Paul Standardとして格好いい。

というところでした。


ただし「山野時代だから絶対に良い」ではない

ここは現在の記事として補足しておきます。

中古Gibsonを探していると、

「山野時代は良い」

という話をよく見かけます。

僕自身も狙い目として紹介しました。

ただ、

山野楽器が代理店だったから、その個体の品質が自動的に保証されるわけではありません。

中古ギターは最終的に個体です。

ネックの状態。

フレット。

トラスロッド。

電装系。

改造歴。

修理歴。

重量。

そして実際の音と弾き心地。

こちらを優先して判断することをおすすめします。


中古ならLes Paul Classicも面白い

次におすすめしたいのが、

Les Paul Classic。

ただし2026年現在、Gibson公式では従来のLes Paul Classicは販売終了扱いになっています。

なので現在は、

基本的に中古で探すモデル

と考えていいでしょう。

名前だけ聞くと、

「Standardよりヴィンテージ志向なのかな?」

と思いますよね。

ところが従来のClassicは、むしろかなりモダンでした。


Les Paul Classicは意外とモダン

近年まで販売されていたClassicでは、

  • SlimTaperネック
  • Burstbucker系ピックアップ(90年代は490や498系)
  • コイルタップ
  • フェイズ
  • Pure Bypass

などを搭載したモデルが存在しました。

つまり、

見た目はLes Paulだけど、かなり多彩。

ハムバッカーの太いサウンドだけではなく、コイルタップを使ってサウンドバリエーションを増やせます。

僕は特に、出力の高いPUが搭載されていた期間も長いので

ハードロックやパンクなどをガンガン弾きたい人

には面白いLes Paulだと思っています。


Classicはプレーントップも魅力

Classicでは、派手なフィギュアドメイプルではなく、比較的プレーンなトップを採用した個体が多くあります。

これも僕は好きです。

「Les Paulといえば強烈なトラ杢!」

という人には物足りないかもしれません。

でも、

無骨なLes Paulが好き

という人にはむしろ格好いい。

僕自身、派手な杢目よりプレーントップのLes Paulがかなり好きです。


僕もLes Paul Classicを所有していた

実は僕自身、以前Les Paul Classicを所有していました。

2015年頃。

当時は在庫整理の特価で、あと円高とかの影響もあったのかな?

新品を11万円程度で購入できました。

今考えると、

「そんな時代あったの?」

という価格ですね(笑)。

当時はTraditionalも似たような価格で特価販売されていました。

Gibsonがどれだけ値上がりしたのかを実感します。


中古ならLes Paul Traditionalも候補

もう一つ。

中古市場で探すなら、

Les Paul Traditional

もあります。

こちらは2019年頃まで存在したシリーズです。

Traditionalが登場した背景には、当時のStandardの変化があります。

2000年代後半、Standardは重量軽減や現代的な仕様など、徐々にモダン路線へ進みました。

そういえばレスポール勝手に穴あけ問題が起きたのもこの頃だったと記憶しています。

そこで、

「もっと昔ながらのLes Paulが欲しい」

という人向けに登場したのがTraditionalでした。


Traditionalは現在のStandardと役割が重なった

ところがその後、Gibsonのラインナップが再編されます。

Standard自体が、

50s。

60s。

というヴィンテージを意識した方向へ戻りました。

すると、

Traditionalが担当していた役割をStandard自身が担う

ようになります。

結果としてTraditionalは生産終了。

ただし、

Traditional自体が悪いギターだったわけではありません。

現在は中古でしか選べないからこそ、価格や個体の状態次第では面白い選択肢です。


2026年版:初めてのLes Paulならどう選ぶ?

ここまでを整理します。

新品が欲しい

まず、

Les Paul Standard 50s / 60s

を弾き比べる。

僕ならここから始めます。

予算が合って、実際に弾いて気に入れば、それで終了です。

かなり王道の選択だと思います。


中古でもOK

候補を、

  • Les Paul Standard
  • Les Paul Classic
  • Les Paul Traditional

まで広げる。

特にStandardは製造年代によって仕様が違うので、中古探し自体がかなり面白いです。


モダンな機能が欲しい

中古のLes Paul Classic。

コイルタップなどを搭載した年式なら、Standardより多彩な音を作れます。

薄めのSlimTaperネックが好きな人にも合いやすいでしょう。


昔ながらのLes Paulが好き

Standard 50s。

あるいは中古Traditional。

太いネックが好きなら、まずこのあたりを試してみたいところです。


Studioはダメなのか?

ここは元動画から少し考え方をアップデートしたいところです。

Les Paul Studioも当然、ちゃんとしたGibson Les Paulです。

Standardより装飾を簡略化するなどして価格を抑えたモデルで、

「バインディングはいらない」

「見た目より演奏性」

「Gibson USAのLes Paulを少しでも安く買いたい」

という人なら、十分候補になります。

なので、

Studioだからおすすめしない

というつもりはありません。

ただ、

「昔から憧れていた、あの王道のLes Paulが欲しい」

という気持ちが強いなら注意してください。


「本当はStandardが欲しい」のにStudioを買うと危ない

これはギターに限らない話です。

本当はStandardが欲しい。

でも高い。

だからStudioを買う。

最初は満足する。

でも楽器店へ行くたびStandardを見る。

YouTubeでもStandardを見る。

好きなギタリストもStandardを持っている。

すると、

「やっぱりStandard欲しいな……」

となる可能性があります。

そしてStudioを売ってStandardを買う。

だったら最初からStandardを買った方が、結果的に安かった。

こういうことは普通にあります。

僕自身、ギターを何本も買って売ってきたので、このパターンは非常によく分かります(笑)。

だから、

自分が本当に欲しいモデルを一度考えてから買う

ことをおすすめします。


リセールだけでギターを選ぶ必要はない

元動画では、StudioやTributeはStandardなどと比べて売却時に不利になりやすいという観点も紹介しました。

もちろん中古価格は重要です。

ただし2026年現在の記事としては、

リセールだけを理由にギターを選ぶ必要はない

とも付け加えておきます。

10年使うなら、売却価格より、

その10年間でどれだけ弾いたか

の方が重要です。

一方、

「自分はギターを結構買い替える」

と分かっているなら、中古市場で人気のあるモデルを選ぶメリットもあります。

ここは自分の買い方次第です。


Custom Shopはどうなの?

そしてGibsonには、

Custom Shop

があります。

僕自身もCustom Shopの1958 Les Paul Standard Reissue、いわゆるR8を所有しています。

当然めちゃくちゃ良いです。

ただし、

初めてのGibson Les Paul選び

という今回の記事では、一度横に置きます。

価格帯が大きく変わるからです。

Custom Shopまで検討している人は、別の記事で1958 Les Paul Standard Reissueについて詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。


SpecialとJuniorも今回は別枠

Les Paul Special。

Les Paul Junior。

これらも当然Les Paulです。

僕も大好きです。

ただ、一般的にイメージされる、

メイプルトップ+2ハムバッカーのLes Paul

とはかなり違います。

P-90。

フラットトップ。

シンプルな構造。

独特の荒々しいサウンド。

僕の中では、

ギターボーカルが持つとめちゃくちゃ格好いいギター

というイメージも強い。

なので今回はStandard系とは分けて考えています。


中古Les Paulを買うならここを確認

中古を選ぶなら、最低限確認したいのが、

・ネックの状態
・トラスロッドの余裕
・フレット残量
・ナット
・電装系
・ネック折れ・補修歴
・改造歴
・重量
・付属品

あたりです。

特にGibsonの場合、

ネック折れ・ヘッド折れの修理歴

は確認しておきたいところ。

しっかり修理されていて演奏上問題のない個体もありますが、価格にも関係します。

高額な中古ギターほど、

「安い!」

だけで飛びつかず、状態を確認しましょう。


Les Paulは重量も確認した方がいい

そしてLes Paulでは、

重量

も重要です。

同じStandardでも個体差があります。

4kgを切る個体。

4kg台前半。

さらに重い個体。

僕自身、約4.2kgのCustom Shop製R8を長年使っています。

座って弾くだけならそれほど気になりません。

でもライブやスタジオで長時間立って弾くなら話は別。

数百グラムの違いでも、肩への負担は変わります。

通販で買う場合も、重量が掲載されているなら確認することをおすすめします。


結局、初めてのGibson Les Paulはどれがいい?

改めて結論です。

僕ならまず、

Les Paul Standard 50s / 60s

を弾きます。

そこで、

「これだ!」

と思えば、それを買う。

新品価格が厳しければ中古Standardを探す。

さらに中古ならClassicやTraditionalまで広げる。

これが2026年現在の僕のおすすめです。

そして一番重要なのは、

モデル名より、実際に自分が気に入るか。

です。

50sネックが一般的に太いからといって、自分に弾きにくいとは限りません。

高いギターだから自分に合うとも限りません。

逆に、

「ネットではあまり評価されていないけど、自分にはめちゃくちゃ弾きやすい」

という個体に出会うこともあります。


まとめ:少し高くても「本当に欲しいLes Paul」を買おう

Gibson Les Paulは安いギターではありません。

だからこそ、

妥協して買って、あとから買い直す

のが一番もったいない。

Standardが欲しいならStandardを買う。

Classicが刺さるなら中古で探す。

Traditionalが好きなら状態の良い個体を探す。

Studioが自分の用途にピッタリならStudioでいい。

そして50sと60sで迷ったら、

実際に両方握る。

スペック表だけでは分からないことがかなりあります。

僕自身、ギターを何本も買って売ってきました。

その経験から感じるのは、

最終的には「これが欲しい」と思った一本を買った方が長く残る

ということです。

Gibson Les Paulを初めて買う人には、まずStandardを基準にいろいろなモデルを試してみることをおすすめします。

元動画では、この内容を約5分でまとめています。

「記事全部読むのは長い!」

という方は(笑)、ぜひYouTube版もご覧ください。

参考リンク

参考リンク

Les Paul Standard 50s Figured Top
https://gibson.jp/electric/les-paul-standard-50s-figured-top

Les Paul Standard 60s Figured Top
https://gibson.jp/electric/les-paul-standard-60s-figured-top

Les Paul Classic(レスポール・クラシック)
https://gibson.jp/electric/les-paul-classic

Les Paul Traditional 2019(レスポール・トラディショナル)
https://gibson.jp/electric/les-paul-traditional-2019

Les Paul Studio(レスポール・スタジオ)

Les Paul Tribute(レスポール・トリビュート)
https://gibson.jp/electric/les-paul-tribute