お疲れ様です。タキタロウです。

テレキャスターやストラトキャスターを使っていて、こんな経験はありませんか?
「シングルコイルの音は好きだけど、ノイズが気になる……」
特に自宅でギターをミキサーやパソコンに接続していると、演奏していないときの「サー」「ジー」というノイズが気になることがあります。
僕もその一人でした。
そこで、中古で購入したFender American Standard Telecasterのピックアップを、Fender Gen 4 Noiseless Telecaster Pickup Setに交換してみました。

結論から言うと、これが大正解。
ノイズが明らかに減り、非常に快適になりました。
ただし、音色の好みや価格など、気になる部分もあります。
今回は、実際に所有していた5本のギターでノイズを比較した結果を紹介しながら、Fender Noiseless Pickupのメリット・デメリットについて解説します。
Table of Contents
結論:Fender Noiseless Pickupのノイズ低減効果は非常に高い
まず結論です。
Fender Gen 4 Noiseless Pickupに交換した結果、ノイズは明らかに減りました。
今回の検証では、通常のシングルコイルを搭載したG&L ASAT Classicだけでなく、GibsonのレスポールやES-335、Charvelのハムバッカー搭載ギターとも比較しました。
その結果、Noiseless Pickupを搭載したテレキャスターは、今回比較したCharvelとほぼ互角と感じるほど静かでした。
僕が特におすすめしたいのは、自宅でギターをパソコンやミキサーに接続して使っている人です。
一方で、ピックアップの価格はそれなりに高く、音のキャラクターも通常のシングルコイルとは多少異なる印象があります。
誰にでも無条件でおすすめするわけではありませんが、僕自身は交換して非常に満足しています。
Fender Gen 4 Noiseless Pickupとは?

今回購入したのはこちら。
Fender Gen 4 Noiseless Telecaster Pickup Set
かつてFender American Eliteシリーズに採用されていた世代のノイズレスピックアップです。
一般的なシングルコイルピックアップの特徴であるサウンドを意識しながら、ノイズを低減することを狙った製品です。
購入当時の価格
僕が動画を制作した当時、Fenderの単品販売されているノイズレスピックアップは、おおむね2万5,000~3万円程度でした。
決して安いパーツではありません。
交換を楽器店に依頼する場合は、別途工賃もかかります。
そのため、単純にノイズを減らしたいという理由だけで購入するには、少し勇気のいる金額です。
※価格は動画制作当時の目安です。現在の販売価格や在庫状況とは異なる場合があります。
なぜAmerican Standard Telecasterのピックアップを交換したのか?

今回改造したのは、中古で購入したFender American Standard Telecasterです。
テレキャスターのサウンド自体は好きなのですが、自宅で使っているとノイズが気になる場面がありました。
僕はスタジオで大音量を出すより、自宅でミキサーを経由してパソコンに接続することが多いんです。
こういう環境では、演奏していないときのノイズが意外と気になります。
もちろんノイズゲートを使う方法もあります。
ただ、個人的にはノイズゲートを使うと音の減衰が不自然に感じられることがあり、あまり好みではありませんでした。
それなら、そもそもピックアップの段階でノイズを減らせないか。
そう考えて、Gen 4 Noiseless Pickupを導入してみたわけです。
【検証】5本のギターでノイズを比較してみた
今回の動画では、ノイズレスピックアップの効果を確認するため、所有していた5本のギターで比較しました。
単純にノイズレス化する前後を比べるだけでなく、通常のシングルコイルやハムバッカー搭載ギターとも比較しています。
比較した5本のギター
| ギター | ピックアップ |
|---|---|
| G&L ASAT Classic | 通常のシングルコイル |
| Fender American Standard Telecaster | Gen 4 Noiseless |
| Gibson Custom Shop 1958 Les Paul Standard | Burstbucker 1&2 |
| Gibson Memphis ES-335 | ’59 Classic |
| Charvel Super-Stock DKA22 | Seymour Duncan ’59 SH-1N / Custom Custom TB-11 |
G&L ASAT Classicは、一般的なテレキャスタータイプの比較対象です。
Fender American Standard Telecasterが今回の本命。
そして、一般的にノイズに強いとされるハムバッカー搭載ギターも3本用意しました。
検証条件
比較条件は、可能な範囲で統一しています。
・アンプはクリーン設定
・ピックアップセレクターはセンターポジション
・ギターを弾かない無音状態で比較
・ギター本体、ミキサー、エフェクターの音量は同一設定
・基本的にアンプシミュレーターのみを使用
この状態で、演奏していないときのノイズの大きさを聞き比べました。
なお、これは測定器でノイズ量を数値化した実験ではありません。
また、ギターごとの出力や回路、ピックアップ構成も異なります。
あくまで僕の自宅環境で、実際にどの程度ノイズが気になったかを比較した検証です。
検証結果:Noiseless Pickupはハムバッカー並みに静かだった
実際に比較してみた結果、予想以上にはっきりと違いが出ました。
僕が聞いた印象では、ノイズの大きさはおおむね次の順番でした。
| ギター | ノイズの印象 |
|---|---|
| G&L ASAT Classic | 最もノイズが目立った |
| Gibson Custom Shop Les Paul | 意外とノイズが出ていた |
| Gibson Memphis ES-335 | レスポールより静かだった |
| Charvel Super-Stock DKA22 | 非常に静か |
| Fender Noiseless搭載Telecaster | Charvelとほぼ互角の静かさ |
※順位は動画内での聴感上の印象であり、ノイズ量を測定した数値ではありません。
通常のシングルコイルはやはりノイズが多い
まずG&L ASAT Classic。

通常のシングルコイルを搭載しているため、今回の比較ではノイズが目立ちました。
もちろん、これはギターとしての品質が低いという意味ではありません。
シングルコイルには独特の音の魅力がありますが、ノイズが気になる環境では弱点にもなります。
高価なレスポールでもノイズは出る
個人的に少し意外だったのが、Gibson Custom Shop製の1958 Les Paul Standardです。

今回の比較対象の中では、ギター本体の価格が最も高いモデルでした。
しかし、ノイズはそれなりに出ていました。
ヴィンテージ志向の仕様などが関係している可能性も考えましたが、今回の検証だけで原因は特定できません。
ここで改めて感じたのは、ギター本体の価格とノイズの少なさは、必ずしも比例しないということです。
ES-335は予想以上に静かだった
Gibson Memphis ES-335については、検証前はもう少しノイズが出ると予想していました。

しかし、実際にはレスポールより静かに感じられました。
セミアコだからノイズが多い、という単純な話ではないようです。
CharvelとFender Noiselessは非常に優秀
今回特に静かだったのが、Charvel Super-Stock DKA22と、Gen 4 Noiselessを搭載したテレキャスターです。


両者はほぼ互角という印象でした。
通常のシングルコイルを搭載したG&Lと比べると、その違いはかなり大きいです。
シングルコイル系のサウンドを使いながら、ここまでノイズを減らせるのか。
というのが、率直な感想でした。
Fender Noiseless Pickupのメリット
① ノイズが大幅に減る
最大のメリットは、もちろんノイズの少なさです。
自宅でギターを弾いていると、ふとした瞬間に聞こえるノイズが気になることがあります。
特にミキサーやパソコンに接続している場合、ヘッドホンやモニタースピーカーから聞こえるノイズは意外とストレスになります。
今回Noiseless Pickupへ交換したことで、このストレスが大幅に減りました。
個人的には、これだけでも交換する価値がありました。
② シングルコイルらしさを残している
ノイズを減らしたいだけなら、ハムバッカーを搭載したギターを使う方法もあります。
ただ、テレキャスターにはテレキャスターならではの音があります。
Noiseless Pickupの良いところは、シングルコイル系のキャラクターを残しながら、ノイズを抑えられることです。
もちろん、通常のシングルコイルと完全に同じ音ではありません。
それでも僕にとっては十分魅力的なサウンドでした。
③ 少しコンプレッサーがかかったような使いやすい音
これは完全に僕の主観ですが、Gen 4 Noiselessの音には、少しコンプレッサーをかけたような印象がありました。
音がまとまっていて、扱いやすいんです。
通常のシングルコイルの荒々しさが好きな人には物足りないかもしれません。
ただ、僕にとってはむしろ使いやすい音でした。
ノイズが減ったことも含めて、自宅でギターを弾く快適さがかなり向上しました。
Fender Noiseless Pickupのデメリット
① 価格が高い
まずは価格です。
動画制作当時の目安で、ピックアップ本体が約2万5,000~3万円。
さらに交換を楽器店に依頼する場合、当時の想定では5,000円程度の工賃が追加される可能性がありました。
決して安い改造ではありません。
ギター本体の価格によっては、改造費用の割合がかなり大きくなります。
そのため、ノイズがそれほど気になっていない人が無理に交換する必要はないと思います。
② 通常のシングルコイルとは音の印象が異なる
ノイズレスピックアップは、ノイズを減らすことを重視した設計です。
そのため、通常のシングルコイルと比較すると、音の印象に違いを感じる場合があります。
例えば、
・歪ませたときの荒々しさ
・クリーン時の繊細なニュアンス
・ピッキングに対する音の反応
こうした部分を重視する人にとっては、通常のシングルコイルの方が好みかもしれません。
ただし、これは良し悪しというより音の好みの問題です。
僕自身はNoiselessの少しまとまった音が気に入りました。
③ 演奏環境によってはメリットが小さい
自宅のPC環境では非常に満足していますが、すべての人に必要な改造だとは思いません。
例えば、スタジオで大音量を出して演奏することが中心で、現状のノイズをそれほど気にしていない人。
そうした人にとっては、費用ほどのメリットを感じられない可能性があります。
逆に、自宅録音やヘッドホンでの演奏が中心の人には、かなり魅力的な選択肢だと思います。
ノイズレスピックアップとノイズゲート、どちらが良い?
ギターのノイズ対策としては、ノイズゲートも一般的です。
ただ、両者は対策の方法が異なります。
| 比較項目 | ノイズレスピックアップ | ノイズゲート |
|---|---|---|
| ノイズ対策の方法 | ピックアップ側でノイズを抑える | 信号レベルに応じて出力を抑える |
| 演奏中のノイズ | 低減が期待できる | 設定によっては残る |
| 音の余韻 | ゲートによる切れ方は発生しない | 設定次第で余韻が途切れる |
| 音色への影響 | ピックアップ交換による変化がある | 設定次第で演奏感が変わる |
| 導入方法 | ピックアップ交換が必要 | エフェクターなどで導入できる |
僕はノイズゲートを使ったときの、音が不自然に減衰する感覚が少し苦手でした。
そのため、今回のようにピックアップ自体を交換してノイズを減らす方法は、非常に相性が良かったです。
もちろん、ノイズゲートにも便利な使い方があります。
どちらが優れているというより、自分の演奏環境に合った方法を選ぶのが良いと思います。
Fender Noiseless Pickupはどんな人におすすめ?
今回実際に交換してみて、おすすめできると感じたのは次のような人です。
おすすめ出来る人
・テレキャスターやストラトキャスターのノイズが気になっている
・自宅でミキサーやパソコンに接続して演奏する
・ヘッドホンでギターを弾くことが多い
・シングルコイル系の音を残しながらノイズを減らしたい
・少しまとまった、扱いやすい音が好み
慎重に検討した方が良い人
・現在のピックアップの音が非常に気に入っている
・ヴィンテージ系シングルコイルの荒々しさや繊細さを重視する
・ノイズがほとんど気にならない環境で演奏している
・ピックアップ交換にあまり予算をかけたくない
ピックアップは音作りの重要な部分なので、ノイズが少ないことだけで選ぶ必要はありません。
ただ、ノイズに悩んでいる人にとっては、有力な選択肢になると思います。
まとめ:Fender Gen 4 Noiselessは交換して良かった!
今回、Fender American Standard TelecasterにGen 4 Noiseless Pickupを搭載し、5本のギターでノイズを比較してみました。
その結果、ノイズ低減効果は予想以上でした。
特にCharvelのハムバッカー搭載ギターとほぼ互角に感じられるほど静かだったのは印象的です。
もちろん、音色には好みがあります。
通常のシングルコイルならではの荒々しさや繊細さを重視する人には、必ずしもベストな選択ではないかもしれません。
しかし、自宅でミキサーやパソコンに接続してギターを弾く僕にとっては、非常に満足度の高い改造でした。
テレキャスターのノイズが気になっている人は、Fender Noiseless Pickupを検討してみる価値があると思います。
実際のノイズ比較はYouTubeで確認できます
今回の記事の元になった動画はこちらです。
【検証】Fender Noiseless Pickupは本当にノイズレスなのか?他のギターと比べてみた!
動画では、5本のギターの無音時のノイズを実際に聞き比べています。
文章だけでは伝わりにくい違いなので、ぜひ動画でも確認してみてください。
※比較結果は動画撮影時の機材・接続環境によるものであり、すべての環境で同じ結果になることを保証するものではありません。













